焼肉天下の「和牛カルビ」

   

   焼肉天下の「和牛カルビ」


肉の美味しさを決める要素は何だろう。

肉そのものの質が重要なのは、言うまでもない。
赤身はほど良く熟成したものを。それは、お金を出せば購入できる。

大切なのは「切り方」だ。切り方によって、味が変わる。
肉の柔らかいところは厚く、硬いところはやや薄く、店主が自ら見て一枚一枚を手で切っていく。
ものによって切り方を変える。
それだけは、経験を重ねないとできない。機械ではできない。
 
焼肉天下の「和牛カルビ」はとにかく厚く、柔らかい。
揉みダレにも付けダレにも、ニンニクを使っていない。和牛本来の味を活かすためだ。
噛んだ瞬間に、肉汁が溢れ出す。
この味を何とか言葉にしようとして、結局表現しきれないことに気づく。
言えるのは、ついつい笑顔になってしまうということだけだ。


まさに『タイガー印』に相応しい。


   焼肉天下の「和牛カルビ」